野生動物リハビリテーターになってみようかなと考えている方へ
Q&Aであなたの疑問にお答えします
Q:野生動物リハビリテーターってどんなことをするの?
A:動物園等の救護施設にて、傷ついて救護された野生動物の世話や野生復帰訓練を行います。また、傷ついた野生動物について、発見現場にて救護の必要性の判断、応急手当、救護施設への搬送を行います。さらに状況に応じて、自宅等で世話や野生復帰訓練を行い、放野までの救護を行います。その他、救護原因の究明やその対策、環境教育、普及啓発等も行います。
Q:具体的に救護施設とはどこですか?
A:野毛山動物園(横浜市)・金沢動物園(横浜市)・よこはま動物園ズーラシア(横浜市)・夢見ヶ崎動物公園(川崎市)・県立自然環境保全センター(厚木市)の現在5カ所です。
Q:何歳からなれるの? どうしたらなれるの?
A:18歳以上を対象としています。野生動物保護に関心のある神奈川県在住、もしくは神奈川県内の救護施設で活動できることが条件となります。資格をとるには、養成講習会を受講していただきます。その後、小論文や簡単な試験を受け、一定の要件を満たせば、野生動物リハビリテーターとして認定されます。
Q:神奈川県在住でない人は資格をとることはできないの?
A:神奈川県在住でなくても資格をとることは可能ですが、神奈川県内の救護施設へ通えることが条件となります。
*平成30年から、神奈川県在住でない方の資格取得も可能となりました。
Q:どんな人がなっているの?
A:動物医療系や自然保護関連の仕事をしている方やそうした仕事を志望する学生もいますが、実際には、そのような仕事とは全く関係ない主婦、社会人、定年退職者も多く、年齢、性別、職業は様々です。
Q:忙しい人でも大丈夫なの?
A:大丈夫です。活動に関するノルマはありません。ボランティア活動ですから、ご自身のできる範囲で活動していただければ十分です。
Q:働いたらお金はもらえるの?
A:あくまでもボランティア活動です。労働ではありませんので対価としての賃金は発生しません。
Q:お金はかかるの?
A:養成講習会の受講料や認定料がかかります。また、救護施設までの交通費、自宅等で世話する際の資材や餌代、ボランティア活動保険料等、活動に伴う経費もすべて自己負担になります。