よこはま動物園ズーラシアでの活動
よこはま動物園ズーラシアは、「アフリカのサバンナ」ゾーンが全面開園し、約53.3haの日本最大級の動物園となりました。そんな、広大な動物園に併設された動物病院内で、野生動物リハビリテーターは活動をしています。
そこへ運ばれてくる野生動物の多くは、鳥類です。3~6月にかけては、繁殖シーズンにあたるのでヒナが多く持ち込まれるため、ヒナへのさし餌に忙しくなります。
保護される原因は様々ですが、成長や傷・病気の治癒にともない、室内から野外のリハビリケージへと飼育場所が変わって最終的には放野にむけて体をならしていきます。ここで活動するリハビリテーターは、広い施設内を動き回ることが多く、大きい飼育部屋から小さいケージと、それぞれにあわせた作業テックニックを身につけることができます。
また、日ごろの活動から派生して、展示エリアで教育普及を目的とした紙芝居の上演、野鳥親子クイズ、鳥の羽クイズなどを行っています。市街地にあるとは思えない木々に囲まれた環境の中、動物と向き合って一日でも早い野生復帰となるよう、少しでも力となれるように励んでいます。
(文章:リハビリテーター3期・井上)